2011年 09月 10日
夏を越せなかったプリムラ
今年の三月まで勤めていた会社を辞める時、
同僚からプリムラの小さな鉢植えを貰った。

プリムラはヨーロッパ原産の、
冬から春にかけての鉢花である。

プリムラには沢山の種類があるようだが、
私が貰ったものは、いくつかの小さな黄色い花をつけていた。

プリムラは、毎日次々と新たな花を咲かせてくれた。
朝、水をあげる時間がとても楽しみになった。

そのプリムラも、花が咲き終わり、ついに葉だけになった。

プリムラの鉢についていた説明書には、
繁殖については、本来は宿根草なので、10月過ぎに株分をして殖やす とあり、
また、越冬については、比較的耐寒性があるが、
逆に20℃以上になる室内では高温が株を弱らせる事がある
とあった。

私はプリムラを枯らせたくなかったので、
日本の夏を越すのは難しそうだと思ったけれど、
葉だけになったプリムラに、毎朝水をあげ続けた。

やがて、夏がやってきた。
プリムラは猛暑の中、なんとか生きていた。
連日35℃を越す暑さの中、葉っぱは見るからにヨレヨレになり、
何度も、もう枯れそうだと思った。
しかし、なるべく涼しいところに鉢を置き、
葉の先の方が腐りかけたり、枯れてしまったの取り除きながら、
プリムラを励まし続けた。

そんな暑いさかりのある朝、見るとプリムラが2、3枚ほどの新しい葉っぱをつけていた。
私は驚き、そしてとても嬉しかった。
一番辛い峠を越したのだと思った。
「もう少し頑張れば涼しい秋がくる。そうしたら広い鉢に植え換えてあげるからね」と、
プリムラに言った。
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中心からもさらに小さな葉が…



しかし、プリムラは死んでしまった。
先日、やはり周りから葉っぱがどんどん枯れてきているので、
根の方がどうなっているのかを見ようと、
葉をほんの少し引いたら、
根の方から株ごとぷつりと切れたのだ。
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もう限界まで弱りきっていたのかもしれない。
夏を越してくれるかと思っていただけに、
残念だった。

可哀想な事をした。
日本の気候に合わない植物を育てるものではないと思った。
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by azuretime | 2011-09-10 15:18


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