2011年 09月 11日
防災訓練 救急の日
私が現在通っている某看護学校にて、先日、9月9日(救急の日)
防災訓練が行われました。

1年生~3年生までの全員参加です。

この防災訓練では以下の演習を行いました。
・救護活動
・けが人を助けながらの避難訓練
・避難はしごを使った避難訓練

そして、今年からはじめて
トリアージ訓練も加わりました。

トリアージとは、災害発生などにより
傷病者が多数生じ、人材も物資も限られ、混乱した現場において
最善の救命効果を得る為に、
医療従事者が多数の傷病者を、重症度と緊急性によって分別し、
治療の優先度を決定する、災害医療行為です。

トリアージを行う側は、傷病者の腕にタッグを取付け、
聞きとりや所見等で対象者の優先度を判定していきます。

f0157400_12394342.jpg

これがトリアージ・タッグ。
各色がミシン線で切り離せるようになっている。



以下が、タッグの各色の意味です。

(Black Tag) カテゴリー0(死亡群)
※その時点でまだ息があるが、治療を施しても生存の見込みがないと判断された場合もこのカテゴリに含められます。
(Red Tag) カテゴリーI(最優先治療群)
(Yellow Tag) カテゴリーII(待機的治療群)
(Green Tag) カテゴリーIII(保留群)


トリアージの語源はフランス語のtriage(選別)です。
医療倫理において、しばしば非道とされるトリアージ。
人間を、その命を選別する事は、本来決してあってはならない事なのかもしれません。
しかし、人も物資も限られた極限状況においては、
手のほどこしようのない人間を救助するよりも
緊急に手当てをすれば助かる見込みのある人間を優先的に処置する事は、
致し方ない事なのかもしれません。
そうは言っても、自分の身辺に置き換えてみたら、果たしてそう言って納得できるのでしょうか。
私には分かりません。
それに、トリアージの判断に絶対に間違いがないという事もありません。
本当は助かる見込みのある対象者に黒タグを付けてしまう事もあるかもしれないのです。


トリアージを行う側の人間は、
本当にトリアージを行わざるを得ない状況なのかどうかを的確に見極められ、
また、優先度の判断を誤らない豊富な知識を養い、多くの経験を積んでおく必要があるのです。
いずれにしろ、トリアージは最終手段の医療行為であるべきだと思います。



当日、私は怪我人役をする事になりました。
あみだくじで引いた私の怪我の内容は、「顎打撲」でした。
軽症者の為、緑のタッグを付けられました。
今回、主にトリアージする側を担う3年生を混乱させるべく、
先生方から迫真の演技を要求されていたのですが、
そんな事言われたって焦っちゃうし(・ω・A;)
でも自分の中では女優賞ものの演技で頑張りましたよっ!!
顔を包帯で巻かれました。
ゆるかったな~。 笑


今年からトリアージ訓練を導入することになったいきさつについては、
3.11の東日本大震災の発生が大きく影響しているのかもしれません。
いつ何時、何が起こるか分からないという事を、
医療従事者を目指す私達は、なおさら心の片隅に留めておかなければならないのでしょう。
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by azuretime | 2011-09-11 13:21


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